シャーロックホームズは本当に実在する人物なのか?!その真相を徹底調査!

こんにちは!
私が中学生の頃に夢中になって読んでいた「名探偵シャーロック・ホームズ」。
シャーロック・ホームズの名前や小説に関しては、誰もが一度は耳にしたり読んだりしたことがあるのではないでしょうか?
私も大好きなホームズシリーズですが、長編が4編、短編が56編の合計60編から成り立っていて、映画化やアニメ化もされています。
映画化されたものは、ジャンルは推理小説というよりもアクションミステリーという感じに仕上がっているので、文字とはまた違った楽しみ方がありましたね。
映画化された作品の中には、女性がシャーロック・ホームズやワトソン・H・ジョンソンを演じているものがあります。
女性のシャーロック・ホームズは男性が演じるのとはまた違った感じで楽しんで観ることができるよ。
著者
で、実際にシャーロック・ホームズは超有名かつ人気の名探偵なので、
「本当に実在する人物なのか?」
と疑問に思っている人は決して少なくないと思います。
というわけで今日は「シャーロックホームズが本当に実在する人物なのか?」ということについて記事を書いていきます。
シャーロック・ホームズの作者
シャーロック・ホームズの作者は、アーサー・コナン・ドイルという人物です。
彼はスコットランドのエディンバラ出身。
1859年5月22日に生まれ、1930年7月7日に71歳で亡くなっています。
当時にしたら、長生きされた方だったんじゃないかと思いますね。
ちなみに、現在のスコットランドの男性の平均寿命は79.2歳です。
コナン・ドイルは、開業医だったのですが、あまりにも患者が来ずに副業的に小説を書き始めたところ、本業のお医者さんよりも小説の方が儲かってしまい小説家が本業になったと言われています。
また、コナン・ドイルは船医として世界中を旅していたこともあります。
なので、文学や歴史をよく知っていたことに加え、人生経験も豊富にあったので登場人物も多彩で魅力的な人物が多いですね。
シャーロック・ホームズの登場人物
ここではシャーロック・ホームズ作品に登場する主な人物についてお話します。
シャーロック・ホームズ
まず最初に、われらが主人公のシャーロック・ホームズです。
アーサー・コナン・ドイルが創造した、世界で一番有名な私立探偵です。
1854年1月6日に生まれ、残念ながら亡くなった日はわかっていません。
ホームズは類いまれな観察力と推理力を持っていて依頼主を見るだけで、彼らの職業などを見抜くことができます。
性格は冷静で落ち着いていて、行動力は抜群です。
身長は183cm(6フィート)以上あり、鷲鼻で少し角張った顎でフェンシングや棒術をたしなんでいます。
女性を嫌い、煙草を好んで吸い時々コカ◯ンも吸っていたようです。
コカ◯ンに関しては、長年かかって助手のジョン・H・ワトソンに止めさせられています。
また、ホームズはバイオリンをこよなく愛しているのですが、ホームズのバイオリンは数千万はくだらないと言われるストラディヴァリウスだったと言われています。
ホームズのバイオリンの腕前は、アマチュアにしてはなかなかのものだったようね。
レベッカ
断定はされていませんが、ホームズはアスペルガー症候群のようなこだわりがある部分も見られ少し神経質で鬱っぽいところがあります。その一方で他人に対して善良な一面もある人物です。
ジョン・H・ワトソン
ジョン・H・ワトソンはシャーロック・ホームズの助手であり、同居人で友情に厚い心温かい人物です。
また、ホームズシリーズの「執筆者」でもあります。
シャーロック・ホームズとは初対面の時に、アフガン戦争から負傷して帰国することになったことをひと目で見抜かれてしまい度肝を抜いてしまいます。
ワトソンはメアリ・モースタントと結婚するまで、ホームズとベーカー街221番地Bに住むことになります。
そして結婚生活が終わると(離婚か死別かは不明)また、ホームズと同居することになりました。
ホームズと違ってジョン・H・ワトソンは女性に対して賛美を惜しまない人物だったようです。
ハドソン夫人
ハドソン夫人は、ホームズとワトソンが同居していたベーカー街221番地Bの大家さんです。
ハドソン夫人は、女性嫌いのホームズから信頼され認められた数少ない女性です。
ですので、ホームズの世話はもちろん、ホームズが仕事で留守をする間や大切な書類や部屋の安全を守っていたのはハドソン夫人でした。
また、ハドソン夫人もホームズに対して好意を持っていました。
なぜかと言うと、ホームズは下宿代の支払いはきちんとしていたからなんです。
だから、ホームズが拳銃で部屋の壁を打とうが、部屋の中で科学実験をしようが口をはさみませんでした。
支払いがきちんとしているからって文句ひとつ言わないのもすごいね。
バケオ
何年も下宿していたため、ホームズがハドソン夫人に支払った下宿代はハドソン夫人の家を買い取れるぐらいの金額だったと言われています。
レストレード警部
レストレード警部はスコットランド・ヤードの警察官で警察関係の中では一番シャーロック・ホームズと関わっている人物です。
レストレード警部は最初ホームズをアマチュアと見下していましたが、一緒に捜査し解決していくにつれて尊敬しはじめていきます。
ついにはレストレード警部の手に余るような事件に出会うと、ベーカー街のホームズのところまで相談に行くようになってしまうほどでした。
ホームズは警察が見落としたわずかな痕跡や証拠を見つけるのが上手だったようで、そのことを知っているレストレード警部はホームズを頼りにしていたのかもしれませんね。
マイクロフト・ホームズ
マイクロフト・ホームズはシャーロック・ホームズの実のお兄さんです。
職業はイギリス政府の役人ですが、シャーロック・ホームズに言わせると「イギリス政府そのもの」というぐらい政府の中を取り仕切っていたようです。
シャーロック・ホームズ同様、すばらしい観察力、洞察力をもっているのですが、行動力が伴わないため探偵はしていません。
もし行動力があったら自分より優秀な探偵になっただろうとシャーロック・ホームズ自身が言っています。
また、マイクロフト・ホームズもアスペルガー症候群のような部分を持っていたのですが、彼の能力は彼の生活に適応していたためホームズよりは生きやすい状態だったようです。
ジェイムス・モーリアティ教授
ジェイムス・モーリアティ教授はホームズシリーズ最大の悪役、つまりホームズの宿敵ともいえる人物です。
モーリアティ教授は、21歳で科学論文を書ける高い知的能力を持っている元数学教授です。
同時に、犯罪者としての才能も発揮していて、天才的な頭脳を使いロンドンの裏町に犯罪組織を立ち上げています。
組織では自ら手を下すことなく手下に計画を教えて、モーリアティ教授の目的を遂げていました。
自分の手を汚さずに目的達成ってすごいね。
著者
だから、ホームズシリーズはモーリアティ教授のことを「犯罪のナポレオン」と呼んでいるのね。
レベッカ
シャーロック・ホームズのモデル
ここでは、シャーロック・ホームズのモデルではないかと噂されている人物についてお話しますね。
- ジョセフ・ベル
- ヘンリー・ダンカン・リトルジョン
- ジェローム・カミナダ
- アーサー・コナン・ドイル
では、順番に紹介していきます。
ジョセフ・ベル教授
ジョセフ・ベル教授は、コナン・ドイルの医学部時代の恩師の外科医です。
患者を診察するときは、よく観察することが重要だと話していました。
患者の外見から、調子の悪いところ、職業や家族構成を言い当てることができる人物でした。
この部分は、シャーロック・ホームズと同じですね。
ジョン・H・ワトソンとの初対面の時に、ホームズは彼がアフガン戦争からの帰国者だと見抜いているんですから。
コナン・ドイルはベル教授の観察力や洞察力をモデルにしたと話していて、ベル教授もホームズのモデルになったことに気付いていて誇らしく思っていたようです。
ベル教授は実際にスコットランド警察で事件の捜査にも協力していたんだね。
といっても、監察医としての立場でホームズのように捜査に口出しはしていなかったみたいだけど。
著者
またベル教授は、ヴィクトリア女王がスコットランドを訪問した時の専属外科医として働いています。
女王の専属になれるということは、外科医としての腕も素晴らしかったのでしょう。
ヘンリー・ダンカン・リトルジョン
ヘンリー・ダンカン・リトルジョンは、スコットランドの外科医、法医学者、公衆衛生の先駆者です。
またエジンバラの都市管理にも携わっています。
1854年にはエジンバラの警察外科医、法医学専門家として、いくつかの調査でベル教授と一緒に警察事件の捜査に参加しています。
ヘンリー・ダンカン・リトルジョンは、ホームズの性格的な部分がモデルになっているようです。
1862年にエジンバラ初の医療担当官になり、1895年にはヴィクトリア女王の騎士団としても活躍しています。
ジェローム・カミナダ
ジェローム・カミナダは、イギリスの警察官です。
カミナダはホームズシリーズが始まった時に、その働きぶりから国民的警察官になっています。
彼は、24歳の時にマンチェスター警察で働き始め、4年後軍曹になり探偵部門という部署に配属になります。
カミナダは大規模な情報提供者のグループを持ち、さらに彼自身も証拠を集めるために変装を得意としていました。
一緒に捜査していた警察官でさえカミナダの変装を見抜けなかったほどの腕前だったようです。
また、論理的思考の人物で捜査の方法や事件への関わり方がホームズと似ていたようです。
アーサー・コナン・ドイル
コナン・ドイルはシャーロック・ホームズの作者です。
息子のエイドリアン・コナン・ドイルは、いくつかの難事件をアーサー・コナン・ドイルが解決していたことから、自分の父親であるアーサー・コナン・ドイルが、ホームズのモデルであると言っています。
息子という立場では、ほかの人がモデルになっていることが嫌だったのかもしれないね。
バケオ
私が調べたところ上記の4人が出てきたのですが、どの人物が本当のモデルなのかといえば確証が持てるところまではない状況です。
どの人物もモデルになりうる人物ですね。
これから先に、もっと研究進めば誰がモデルなのかはっきりするかもしれません。
シャーロック・ホームズは実在するのか?
シャーロック・ホームズが本当に実在する人物であると考えている人たちもいます。
イギリスでは約58%の人が「シャーロック・ホームズは実在する」と信じています。
そのために、今現在もホームズが住んでいたベーカー街221番地Bには調査依頼の手紙が届くそうです。
ホームズがいた時代には「ベーカー街221番地B」という住所は存在しなかったのですが、番地が増えたため実在する住所となりました。
現在この住所には「シャーロック・ホームズ博物館」があります。
博物館の中には、ホームズが住んでいた部屋が再現されています。
また、使用していた椅子やパイプなどの小物も置かれています。
最寄駅のベイカー・ストリート駅前には、お馴染みのインバネスコート(トンビコート)をはおり、帽子をかぶりパイプを持ったホームズの銅像があります。
シャーロック・ホームズの存在を信じている人たちは他にもいます。
「シャーロッキアン」と呼ばれる人たちです。
シャーロッキアンはシャーロックホームズの熱狂的なファンで世界中に存在し、日本を含めそれそれの地域で団体を作って活動しています。
彼らは、ホームズシリーズを「聖典(または正典)」と呼び、書かれている内容の行間を読みホームズの行動や考え方などを調べています。
ホームズのことをどれだけ知っているのか見るために、シャーロッキアン度検定問題集と言われる本がが出版されているほどです。
シャーロッキアンは作者であるコナン・ドイルのことを出版代理人と考えています。
ホームズが解決した事件をワトソンが執筆し、コナン・ドイルが出版するという形なんですね。
私には、ちょっとややこしく感じるのですが、シャーロッキアンの人たちには自然な流れなんでしょうね。
まとめ
シャーロック・ホームズについて色々と調べていくうちに、また本を読みたくなってしまいました(笑)
ホームズが実在するのか、しないのか。
もちろん、いくら調べても正解は出ません。
ホームズのモデルではないかという人物も、もしかしたら何人も存在して彼らのいいとことだけを、ホームズの参考にしたのかもしれませんしね。
実在する人物であったとしても、おかしくないです。
実際、イギリスの人たちは半数以上の人が実在する人物と信じていますので。
作者であるコナン・ドイルが亡くなってしまっている現在では、謎のままなのかもしれません。
あなたは、シャーロックホームズが実在する人物だと思いますか?